前回は「ドイツの戦車模型〜ペーパークラフト・大砲をつくる〜」の話でした。
戦艦大和のペーパークラフト

前回に引き続き、歴史群像付録のペーパークラフト「戦艦大和」を作成しました。
この「戦艦大和」は、昨年の歴史群像の付録でした。
面白そうだな。
と、思ったものの、思いのほかパーツが細かかったので、
そのうちに。
と思って、本棚にしまったままでした。

旧日本軍の「大艦巨砲主義」を「空前の大きさ」で実現した戦艦大和。
「大艦巨砲主義の権化」とも言える存在でした。
「大和」という日本の別名であることから、私たち日本人にとって「特別な存在」であり続けている戦艦大和。
実際には、それほど活躍する場はありませんでした。
まさに「戦艦から空母へ」移行する時代の間に、誕生した「戦艦大和」という存在。

その莫大な費用と大いなる手間の割には、大和の活躍は「ささやか」とも言える存在でした。
その、日本人にとって大事な大事な、戦艦大和を実際に作ってみます。
子どもと一緒に制作

前回の、ドイツ戦車に続いて、小学校低学年の子どもと一緒に作成しました。
比較的大きなパーツですが、切断箇所は結構細かいです。
このペーパークラフトの良い面は、タミヤ模型などの、「ウォーターラインシリーズ」と同じ1:700であることです。
スケールが同じだと、並べて比較できるのが良いです。

紙を貼って、戦艦大和の底面ができました。

さすが「歴史群像」らしく、大和のディテールまで再現しているので、曲面も非常に細かく再現されています。
紙を折り込んで、立体をつくる

だいぶ戦艦大和らしくなってきました。
写真を見て分かります通り、側面の曲面がしっかり再現されていています。
プラモデルならば、切って接着すれば良いのですが、ペーパークラフトは、元は「紙」です。
そのため、「紙を折り込んで、立体をつくる」必要があります。
結構大変ですが、なかなか面白いです。

これは、
どうやって作るのかな?
説明書を読むと、複雑な形状なので、思わずじっと見て、考えてしまいます。

山折・谷折を駆使して、なんとかできました。
思ったよりも、
なかなか難しいな。
これから小さなパーツが続きますが、次回も船体作成の話です。
下の写真は「完成時」の「ペーパークラフト戦艦大和」です。

