前回は「沖縄県民に「心から感謝」の無電打った大田司令官〜幕僚と共に最後の時・最終内地決戦の魁となった沖縄と硫黄島・栗林司令官の大奮闘〜」の話でした。
大和ミュージアムの戦艦大和1/10巨大模型

10年以上前になりますが、広島市呉にある大和ミュージアムを訪問しました。
上の外観からして、普通の博物館とは一線を画している大和ミュージアム。
大和ミュージアムの別名は、「呉市海事歴史科学館」です。
2025年9月5日(金)現在、大和ミュージアムは、戦艦大和の模型のリニューアルで休館中です。
現在は「大和ミュージアムサテライト」で代替の展示が行われています。

様々な展示がありますが、なんといっても「1/10の大和巨大模型」が圧巻です。
旧帝国海軍が建造した、世界最大級の戦艦大和はまさに「空前絶後」となりました。
戦艦大和の1/700ペーパークラフトを作成した話を、上記リンクでご紹介しています。
ウルトラ超巨大戦艦大和:すべての敵を薙ぎ倒すはずだった巨砲

全長263.0mの超巨大戦艦であった戦艦大和。
基準排水量 | 64,000トン |
全長 | 263.0m |
幅 | 38.9m |
出力 | 153,553馬力 |
最大速力 | 27.4ノット(約50.8 km/h) |
航続距離 | 7,200海里(13,334km):16ノット(約30km/h) |
最大乗員 | 約3,300名 |
とにかく、全てが「巨大過ぎた」戦艦大和。
「巨大戦艦」と呼ばれる大和は、時代の違いを考慮すると「ウルトラ超巨大戦艦」と表現して良いでしょう。

様々な戦艦・空母・巡洋艦と同様、戦艦大和のプロポーションは、意外と細長いです。
そして、美しく、優美ですらあるのが戦艦大和の全体のデザインです。
1/10の巨大模型の長さは、26.3mであり、学校の25mプールよりも大きいです。
このスケールになると、様々なディテールまで再現でき、「精巧」を超えた模型です。

帝国海軍のみならず、大日本帝国の希望を一身に背負った戦艦大和。
巨大な6つの主砲で、「すべての敵を薙ぎ倒す」はずでした。

山本五十六をはじめとして、多数の将星を主(司令長官・司令官・艦長)として迎えた戦艦大和。

最後は、米海軍の航空隊による雷撃と爆撃によって撃沈されてしまった戦艦大和。
リニューアル後の大和ミュージアムを、ぜひ訪問してみてください。