戦艦大和のペーパークラフト作成 11〜無敵戦艦の期待を背負った戦艦大和・「持たざる国」日本の守護神・日本海軍の夢を形にした「空前絶後」の最強戦艦・世界最強巨大戦艦大和の「叫び」=無敵の砲塔〜|第二次世界大戦

前回は「戦艦大和のペーパークラフト作成 10〜軍機「超巨大戦艦大和の建造」・米軍すらキャッチ不可能の秘匿性・巨大戦艦に「期待してなかった」航空派山本五十六・巨大砲塔の射撃の精度・長大すぎた最大射程距離〜」の話でした。

目次

無敵戦艦の期待を背負った戦艦大和:「持たざる国」日本の守護神

ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

雄大な艦橋が完成し、いよいよ世界最大の巨砲の政策に入りました。

第二次世界大戦・太平洋戦争では「情報戦で米国に敗北した」と言っても過言ではない日本。

Japanでは、
巨大戦艦を建造してそうだが?

おそらく、「巨大戦艦建造の気配」は米国に感じとられていたでしょう。

ところが、戦艦大和建造の機密保持に関しては、日本海軍はずば抜けた努力をしていました。

諜報機関に関しては、世界一であり続ける米国でさえ、

Japanが新たに建造している
戦艦は、どのようなものなのだ?

それが
よく分からないのです・・・

どの程度の
巨大な戦艦をJapanは考えているのだ?

あまりに大きな巨砲を戦艦に乗せるのは
作戦運用上、考えにくいのでは・・・

まあ、
そうだろうな・・・

当時の日本海軍は「戦艦大和建造」の機密保持に「かなり成功」していました。

新歴史紀行
日本の軍需物資の依存度:1941年(歴史人2021年8月号 ABCアーク)

戦艦大和建造当時の1937年〜1941年は、日本よりも米国の方が全ての資源で「遥かに勝った」存在でした。

さらに、GDPは10倍ほど、工業力も遥かに米国の方が上であり、当然「戦艦や空母などを作る力」も米国が上でした。

それでもなお「無敵戦艦」を誕生を目標として、

無敵戦艦・戦艦大和を
建造して、米海軍を圧倒するのだ!

どこの国にも、どの戦艦にも
絶対に負けない戦艦を!

「持たざる国」である日本が、「無敵戦艦=日本海軍の守護神」である戦艦大和建造に向かったのも必然でした。

ちょうど真珠湾奇襲攻撃〜ミッドウェー海戦が「戦艦から空母へ」の時代でした。

それでも、まだ時代の中心は「大艦巨砲主義」であり、世界の海軍士官のほとんど全員が、

なんと言っても海戦は
戦艦で決まる!

と考えていました。

そして、

無敵戦艦・戦艦大和を
建造して、米海軍を圧倒するのだ!

大和一隻で
全ての敵を倒せるくらいの戦艦を!

日本海軍士官の「全ての期待を背負って」戦艦大和は誕生しようとしていました。

世界最強巨大戦艦大和の「叫び」=無敵の砲塔

ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

そして、その「日本海軍の守護神・巨大戦艦」の主砲を作成します。

いわば「戦艦大和の根幹」であり「戦艦大和の象徴」である「強力な三つの主砲」です。

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ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

非常に小さな軸のようなパーツを切り出しました。

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ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

このパーツを手法のパーツの中に設置して、ここの主砲を取り付けます。

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ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

主砲は、この小さな台形と長方形を組み合わせたパーツを丸めて作成します。

鉛筆よりも細い円筒のパイプを作るのは、なかなか大変です。

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ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

ピンセットを使いながら、慎重に丸めて主砲が一つ完成しました。

小学校低学年の子どもと一緒に作成していましたが、このあたりは僕が作成しました。

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ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

三本の主砲が完成して、主砲に取り付けます。

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ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

主砲の中の軸が三つあり、ここに主砲を差し込みます。

軸は「可動」なので、主砲は上下に動き、砲台は左右に動くようになっています。

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ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

実に緻密な模型であり、「戦艦大和の叫び」の砲塔が完成しました。

この砲塔を3つ製作して、戦艦大和に設置してゆきます。

戦艦大和(Wikipedia)

実際の砲塔のデザイン・形状を忠実に再現し、ペーパークラフトながら「可動」の砲塔と砲台。

製作者の「楽しみながらの苦労」が偲ばれる、大変な力作です。

日本海軍の夢を形にした「空前絶後」の最強戦艦

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ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

いよいよ3つの主砲・砲塔を戦艦大和に取り付けてゆきます。

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ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

いよいよ完成しました。

小学校低学年の子どもと一緒に切ったり、製作したので、「やや粗削り」の部分もありますが、我ながら力作です。

冊子には「作成には15~20時間」と記載ありましたが、少しずつ作成して8日ほどかかりました。

子どもと作成したこともあり、25時間くらいかかりましたが、とても充実した時間でした。

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ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像2021年 8月号 学研)

世界最強の戦艦であり、極めて優美なデザインの巨大戦艦・大和。

当時の日本海軍のみならず日本人全員の「戦艦大和への思い」が感じられます。

戦艦大和(Wikipedia)

真珠湾奇襲攻撃直後に完成・進水した、空前の巨大戦艦大和。

現代の米国ならば、戦艦大和以上の戦艦を作る能力は当然持っています。

ところが、時代は「空母主軸」となり、戦艦が「海軍の中心となる」時代はもう来なそうです。

すると、米国などの外国が「戦艦大和以上の戦艦を製作する」ことは今後ありません。

そのため、「空前」だけではなく「絶後」が加わって「空前絶後」となった超巨大戦艦が大和・武蔵でした。

左上から山本五十六 連合艦隊司令長官、宇垣纏 第一戦隊司令官、伊藤整一 第二艦隊司令長官、有賀幸作 大和艦長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社、WIkipedia)

司令長官・長官・司令官・艦長として、多数の将星が乗り込んだ戦艦大和。

巨大戦艦・大和で
米海軍を叩き潰すのだ!

世界最強の攻撃力と防御力を
もつ大和は最強よ!

実際、空母以外の全ての艦船と比較して、戦艦大和・武蔵は「世界最強」でした。

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戦艦武蔵(Wikipedia)

ところが、時代が「戦艦から空母へ」と移り変わる「ちょうど移行期」に誕生した戦艦大和と武蔵。

この二つの巨大戦艦は「活躍する場」が与えられぬまま、時が経過しました。

戦艦武蔵はレイテ沖海戦で、米空軍機の集中砲火を一身に受けて撃沈されました。

そして、敗戦直前の1945年4月7日。

「沖縄救援」に向かった戦艦大和は、事実上「海上特攻」となって米海軍に挑みました。

戦艦大和は
最強だが、航空機の援護なしか・・・

撃って撃って、
撃ちまくるしかない!

空母を持たず、制空権がない中、戦艦大和はひたすら沖縄目掛けて突進してゆきました。

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宇垣纏 第五航空艦隊司令長官 (連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

「大艦巨砲主義の権化」にして、戦艦大和の超推進者であった宇垣纏第五航空艦隊司令長官。

真珠湾攻撃時に参謀長だった宇垣は、この時、最前線で特攻隊を指揮する最高指揮官でした。

航空隊の護衛なしで、
我が戦艦大和が米軍と戦う・・・

そんな無様な戦いを
「我らの夢」の大和にさせるのか・・・

・・・・・

ここで、「長官権限」で宇垣は一大決心をしました。

私の独断で、
護衛戦闘機を出す!

そして、もはや「手持ちが極めて少なく限られた」数の戦闘機から数機を護衛に向かわせました。

お前たちが
戦艦大和の「空の護衛」をしてくれ!

はっ!
宇垣長官、お任せを!

一方で、米海軍の空母は10隻を優に超えていました。

そして、戦艦大和に向かってきた航空機は数百機。

これでは「そもそも戦いにならない」レベルの苦戦をせざるを得なかった戦艦大和。

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大きな雲を上げて沈没する戦艦大和(Wikipedia)

奮闘したものの、戦艦大和は九州と沖縄の間の坊ノ岬で撃沈されました。

日本海軍・日本人の夢を形にした「空前絶後」の最強戦艦大和のペーパークラフト。

その「夢の跡」が感じられる製作でした。

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