織田信長が見た安土城の夢・日本の将来〜安土の空から〜|戦国時代

前回は「織田信長の夢の跡:たそがれの安土城址」の話でした。

安土城跡の石段を上がると、天主閣のあった場所に出ます。

天主閣から琵琶湖を見晴らしましょう。

日本の象徴的湖で、当時は水運の要であり、農業にも大いに役だった大いなる湖です。

安土城から琵琶湖を望む(新歴史紀行)

少し曇りでしたが、琵琶湖がよく見えます。

信長の頃とは琵琶湖の大きさも違いますが、琵琶湖がパーっと広がっていた光景が目に浮かびます。

当時は、水運が非常に重要でした。

信長の安土城・光秀の坂本城・秀吉の長浜城・津田信澄(光秀の娘婿)の大溝城で水運ネットワークが構築されています。

琵琶湖ネットワーク(別冊歴史人2016年12月号ベストセラーズ)

琵琶湖を船で移動すると、陸路よりも早く移動できるので、京へのアクセスもとても良かったのです。

天主閣跡地から岐阜側を見てみましょう。

安土城から岐阜側を臨む(新歴史紀行)

今日でも田園風景が広がっています。

当時は、なおさら平坦で実りある「美しい肥沃の地:近江国」が広がっていた事でしょう。

織田信長が、築城する場所として安土を選んだ理由。

それは、京へのアクセス・交通の要衝・山の上である事など様々な要素があります。

こうして上から眺めてみると、分かる気がしてきます。

織田信長(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

天下統一へ向けて、信長がこの地を選んだ気持ちが。

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