前回は「山本長官の命令無視を決定した南雲長官〜どうでも良いウェーク島攻撃・怒り心頭の闘将山口多聞司令官・加来止男飛龍艦長の提言・第二航空戦隊のみの攻撃〜」の話でした。
スターク作戦総長に「Nagumo対策」の判断任せたハル
ルーズベルト大統領と、日本への反撃を具体的に考えているハル国務長官。
Stark米海軍
作戦総長よ・・・
今、Japanの海軍は
今どうなっている?
Nagumoは、
真珠湾からだいぶ離れました・・・
うむ・・・
それで・・・
我々はNagumoが
Midwayを攻撃する可能性を考えていました・・・
そして、Nagumoへの牽制として、
Halseyの機動部隊を待機させています。
ところが、どうもNagumoは、
Midwayを攻撃しない模様です。
そうか・・・
それで?
Wakeは、
危ないかもしれませんが・・・
よしっ!
分かった・・・
これ以上、Japanに攻撃は
されたくないが・・・
海軍に関しては、
Stark長官とKing司令官に任せたい!
承知しました。
我らにお任せを!
私は大統領と
演説の準備を進める。
演説原稿を慎重に作成するルーズベルト大統領
“Remenber Pearl Harbor!”の
キャッチフレーズと・・・・・
いかにJapanが汚いことをしたか、を
世界中に効果的に宣伝せねばな・・・
はい・・・
おっしゃる通りです・・・
「意図的な奇襲攻撃」というのは、
どうだ?
それは妙案です・・・
良いと考えます・・・
それから、「武力攻撃の暗示・警告が
なかった」ことも明確に言わねばな!
まあ、暗号解読で知っていましたが、
Japanを貶めるには良いでしょうな。
よしっ!
こんな感じだな!
大体の原稿が
出来てきたぞ!
引き上げるハルゼー:連合艦隊司令部の交錯する思い
Halsey司令よ・・・
どうも、JapanはWakeを攻撃しそうだ・・・
そして、第二空母戦隊司令官として空母を率いていたWilliam Halseyは、
我が部隊で
Japを打ち倒してくれるわ!
出動体制を万全にして、攻撃命令を待っていました。
Nagumoは
Wakeへ向かっていますか・・・
ならば、全力で防衛に
向かいます!
いや・・・
待ってくれ・・・
はっ!
何でしょう?
Nagumoは強力だ・・・
無理せんで良い・・・
Wakeには、
大した艦艇もないしな・・・
ここで、一息置いたキング司令官。
そもそもNagumoの動きを
注視していたが・・・
不思議なことにNagumoに、
あまりやる気を感じないのだ・・・
我がUS海軍を、とことん叩くなら、
Midwayを攻撃するはずだ。
それは
確かに・・・
我がUSの空母の保全が、
最優先だな。
はい・・・
それでは?
Nagumoは攻撃せず、
戻ってこい!
はっ!
承知しました。
Nagumoめ!
後で叩き潰してやる!
こうして、米海軍は日本海軍の攻撃をやめ、正面衝突を避けたのでした。
我らは
大戦果を挙げたのだ!
真珠湾奇襲攻撃は
大成功だ!
こんな
中途半端な攻撃でいいのか?
かなりの戦果を挙げたが、
米空母は・・・
この頃、連合艦隊司令部の提督たちは、それぞれ様々な思いを持っていました。
様々な思いと思惑が交錯する中、相互の意思疎通が不足していたのが連合艦隊司令部でした。
次回は上記リンクです。