前回は「真珠湾奇襲攻撃 70〜万全の体制とる米国・日本が大嫌いなキング司令官・ハルゼー〜」の話でした。
憤る草鹿参謀長

連合艦隊司令部から「ミッドウェー島攻撃」の司令を受けた南雲司令長官。

ミッドウェーを攻撃せねば
ならぬか・・・



山本長官の命令、
無視できぬな。





南雲長官。
これは安易過ぎます!



我々、
機動部隊に対してあんまりです!
憤りを隠そうとしない草鹿参謀長。





ここ真珠湾まで、はるばるやってきて
大戦果を挙げたんです!





ここ真珠湾まで、はるばるやってきて
大戦果を挙げたんです!
怒り心頭で、どうしても納得できない草鹿参謀長。
宇垣参謀長と草鹿参謀長





私たちは、
大戦果を上げた大立役者だ!



連合艦隊司令部は、
勝手なことばかり言って!



内地(日本国内)の広島湾にいて、
何が分かる!





草鹿参謀長よ。
ミッドウェーは、必ず攻撃してこい!
海兵(海軍兵学校)40期卒業の宇垣参謀長。
41期卒業の草鹿参謀長の「一つ上」であり、もともと傲岸な性格で知られる宇垣参謀長。



分かったな!
意気高々に「命令」します。



だから、
宇垣さんは大嫌いなのだ!



いえ・・・
あの・・・
宇垣参謀長には強いことが言いにくい、草鹿参謀長。
大嫌いなものの、先輩であり上司である宇垣参謀長には、面と向かって強くは言えません。
逡巡する赤城司令部と指令を待つ山口司令官


第一航空艦隊司令部に戻り、怒りを露わにします。



こんな軽薄な作戦は、
できません!



やるべきでは、
ありません!
剣術の達人の草鹿参謀長。



戦はエイっと、
気迫が大事だ!



しかし、
拒否はできまい・・・



これは、
下衆の戦法です。



真珠湾がうまく行き過ぎたから、
と言って・・・



その余勢をかって、ミッドウェーのような
小島を叩いてもしかたないでしょう!


一航艦司令部が揉めている中、攻撃命令を待っていた山口司令官。



我が二航戦の準備は、
万端だ!



ミッドウェー攻撃の命令は
いつ出るのだ?


イライラしながら、出撃命令を待ち続ける山口司令官でした。



これでは、
戦機を逃してしまうぞ!