前回は「坂本龍馬脱藩之日記念館〜「長宗我部と山内の相剋」から龍馬脱藩へ・太平洋に開いた土佐国と瀬戸内海に開いた伊予国〜」の話でした。
北西へ向かって駆け抜けた坂本龍馬

坂本龍馬脱藩之日記念館がある愛媛県河辺町を訪問しました。
太平洋と瀬戸内海に囲まれた四国の中央部は、大きな山が立ち並びます。


土佐から脱藩して
やるのだ!
幕末維新の黎明期、というよりも勃興期の1862年に、土佐藩を脱藩した坂本龍馬。


隠密行動であり、正式な記録が一切あるはずもない「龍馬脱藩行」。
その「龍馬脱藩行」は「想定されたルート」があり、様々な伝説があります。
土佐藩の中央であった高知から長州へ向かった龍馬。



とにかく、長州へ
向かうぜよ!
龍馬の進路は「北西方向」であり、その方向は、土佐の急峻な山々を避ける形になりました。
そして、現在の愛媛県である伊予に向かった可能性が極めて高い「龍馬脱藩行」。
御幸の橋と龍馬:地元おすすめの「脱藩の雰囲気が感じられる」ルート


坂本龍馬脱藩之日記念館のすぐ近くにある、河辺ふるさとの宿に宿泊しました。



龍馬がお好きですか?
なら、龍馬脱藩ルートがお勧めです。



地元に伝説があって、
龍馬脱藩行の跡地がいくつかあります。
地元の方から「龍馬脱藩行の跡地」がいくつかあることをお聞きしました。



この近くだと
二つあります・・・



一つは、この河辺ふるさとの宿から
すぐ近くで・・・



もう一つは、この地図の通り
少し遠いです。
丁寧な説明と地図を頂き、旅の予定にはなかった「龍馬脱藩行跡地」を訪問することにしました。



「近く」の方は、あまり
整備されていませんが・・・



「知る人は知る」場所で、
雰囲気は、こっちの方がありますよ!
付近に二つある「龍馬脱藩行跡地」のうち、「地元の方お勧め」の方を訪問しました。


「御幸の橋」という橋があり、その少し向こうが「龍馬脱藩行跡地」のようです。
手前に、2〜3台程度駐車できるスペースがあります。


名前の通り、河辺は本当に川が印象的で、水に恵まれた地です。


風格満点の木造の橋「御幸の橋」を渡って、向かいました。


橋を渡ってすぐに、「龍馬脱藩行」の碑が建っていました。


少し進むと、「龍馬脱藩行」らしく獣道のような道が続きます。



脱藩だから、
人なき道を行くぜよ・・・
次回は、さらに「龍馬脱藩行=人なき道」を進みます。