北条氏康 3〜関東有数の勢力へ〜|戦国武将

前回は「北条氏康 2〜急速に発展する北条家〜」でした。

北条 氏康(Wikipedia)

初代 伊勢宗瑞(北条早雲)が関東に突然殴り込みをかけて、勢力を一気に拡張した北条家。(当時は伊勢家)

関東勢力図:1516年頃(歴史人2020年11月号 KKベストセラーズ)

みるみる勢力を拡張し、二代目の氏綱が登場します。

北条 氏綱(Wikipedia)

早雲亡き後を継いだ氏綱もまた、かなりの名将でした。

領土を、どんどん広げるのだ!

しばらくは伊豆と相模の運営に集中し、鎌倉鶴岡八幡宮の造営に着手します。

強固な地盤を築き始めた伊勢氏でしたが、由緒正しい上杉家から見れば、遥かに格下です。

突然登場してきた、「単なる暴れん坊」に過ぎない伊勢家。

平将門時代から朴訥とした武士の多い国衆からは、白眼視されます。

伊勢って誰?

知ってる?

最近、急に出てきたよな。

時は1523年。

武田信玄が、2年前に生まれました。

武田 晴信(信玄)(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

しかし、謙信・信長・秀吉らは、まだ生まれていません。

関東勢力図:1527年頃(歴史人2020年11月号 KKベストセラーズ)

相模を完全に支配下においた伊勢氏は、さらに北上を続け、武蔵に侵攻します。

扇谷上杉氏に続き、山内上杉氏の領土にも侵攻する氏綱。

氏綱に続け〜!

「両上杉家」と言われますが、山内上杉家は、格式のある家柄です。

なんと、関東管領の山内上杉氏。

つまり、「関東のボス」です。

関東南部に、確固たる勢力を築いた伊勢家。

政治力も軍事的能力があるものの、そもそも「関東に関係ない」伊勢氏。

このままでは、我らが支配するのは厳しい・・・・・

国衆の統率に、氏綱は悩みます。

武田 晴信(信玄)(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

武田家は、甲斐守護だ!

上杉 謙信(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

長尾家は、越後守護代だぞ!

・・・・・

我が伊勢は、なんでもない。

室町幕府の高級官僚の家柄とも言われる伊勢氏ですが、様々な説もあり、確たる話はありません。

関東の国人たちを束ねてゆき、勢力拡張するのは、デキ星大名で権威のカケラもない「伊勢」では大きな困難があります。

どうするか・・・・・

北条ならぬ、伊勢氏綱(当時)は、考え続けます。

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