滝川一益 18〜忍武神の輝き 4〜|強力な腹心の不在

前回は「滝川一益 17〜忍武神の輝き 3〜」の話でした。

滝川 一益(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

大軍勢の北条軍に対して、大敗した滝川一益。

主力の伊勢衆が「信長自刃」の情報で、浮き足立っていたことも大ダメージでした。

滝川一益の退却ルート(歴史群像シリーズ51 戦国合戦大全 下巻 学研)

また、滝川軍団に強力な軍事力を持つ武将が、寄騎としていなかったのも敗北の大きな要因でした。

佐々成政・佐久間盛政ほどでなくても、それに準じる軍事能力を持つ補佐役がいれば、だいぶ違ったでしょう。

佐々 成政(歴史人2016年12月号 KKベストセラーズ)

あるいは、池田恒興や中川清秀等の軍事的能力の高い武将が共にいたら、大きく違っていたでしょう。

北条 氏政(Wikipedia)

滝川を倒したぞ!

北関東は、
我が北条のものよ!

神流川周辺(歴史群像シリーズ51 戦国合戦大全 下巻 学研)

敗けた・・・

「敗けて当然」の合戦でしたが、あまりの大敗ぶりにショックを受ける一益。

織田 信長(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

やはり、本能寺直前の時期、信長の視線はハッキリと西に向かっていたのです。

東は徳川もいるし、
押さえてくれれば良い。

滝川一益、河尻秀隆よ。
任せたぞ。

老練な猛将である滝川が「東の押さえにうってつけ」だったのでした。

どうにもならない・・・

あまりにタイミングが悪かったのでしたが、この合戦が一益の運命を大きく左右します。

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