前回は「滝川一益 17〜忍武神の輝き 3〜」の話でした。

大軍勢の北条軍に対して、大敗した滝川一益。
主力の伊勢衆が「信長自刃」の情報で、浮き足立っていたことも大ダメージでした。

また、滝川軍団に強力な軍事力を持つ武将が、寄騎としていなかったのも敗北の大きな要因でした。
佐々成政・佐久間盛政ほどでなくても、それに準じる軍事能力を持つ補佐役がいれば、だいぶ違ったでしょう。

あるいは、池田恒興や中川清秀等の軍事的能力の高い武将が共にいたら、大きく違っていたでしょう。


滝川を倒したぞ!



北関東は、
我が北条のものよ!





敗けた・・・
「敗けて当然」の合戦でしたが、あまりの大敗ぶりにショックを受ける一益。


やはり、本能寺直前の時期、信長の視線はハッキリと西に向かっていたのです。



東は徳川もいるし、
押さえてくれれば良い。



滝川一益、河尻秀隆よ。
任せたぞ。
老練な猛将である滝川が「東の押さえにうってつけ」だったのでした。



どうにもならない・・・
あまりにタイミングが悪かったのでしたが、この合戦が一益の運命を大きく左右します。