前回は「高杉晋作 4〜長州きっての優等生登場〜」の話でした。

吉田松陰譲りの「実行力」を重視する高杉晋作・久坂玄瑞。
彼らは「何かやってやろう!」と模索し続けます。

とにかく実行あるのみ!





そうだ。
その通りだ!
とにかく疾風のごとく、駆け回るのが好きな高杉。
「英国公使館焼き討ち」を久坂に提案するも、久坂は拒否します。



そんなことをやっても仕方ないだろう。



なんでだ?
「攘夷!」と叫んでいるばかりでは、それこそ仕方ない。



外国の連中に、
目にもの言わせてやるのだ!
しかし、「何か行動を起こさなければ」と、ひたすら勢い立っている高杉は折れません。
最終的にはしつこい高杉に押されて、久坂も折れてしまいます。



確かに、
晋作の言うこともわかる。



やってみようか!
久坂が了承したのの、上司の周布政之助は計画を聞いて、仰天します。





高杉に久坂、お前たち正気か!



やめておけ。
英国は世界一の国だ。



やめません。
実行あるのみ!
高杉も久坂も、上司の言うことを全然聞きません。
困った、周布政之助は世子(世継)毛利定広に相談します。



高杉と久坂が、大変なことを計画しておりまして・・・



しかし、彼らは私の言うことを聞かないのです。





分かった。
高杉も久坂も、我が藩の大事な人材だ。



私が、直々に止めてみせよう。
藩主の世子毛利定広らの説得を受けます。



高杉に久坂、ちょっと待て。



お前たちは、私の家臣となる人間だろう。
待てと言ったら、待て!
上司どころではなく、藩主の世子が出てきては、中止せざるを得ません。



分かりました・・・



焼き討ち、絶対にやりたかった・・・
そして、決行中止となります。
しかし、こんなことでへこたれる、高杉と久坂ではありません。



やっぱり、やってやろう!



そうだ!
我ら長州が率先して、攘夷を見せつけてやるのだ!
結局、高杉・久坂・伊藤博文・品川弥二郎らのメンバーで、英国公使館を焼き討ちにします。





高杉さん、久坂さんに続くのだ!
これは、松下村塾で教えを受けた、吉田松陰からの強い影響があったでしょう。

