柴田勝家 7〜飛武神と情報戦略 1〜|北陸軍団

前回は「柴田勝家 6〜飛武神の見た未来〜」の話でした。

柴田勝家(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

もうすぐ上杉家には
止めを刺す!

戦国大名 上杉 景勝(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

柴田軍の勢いが
強すぎる・・・

もはや柴田勝家率いる北陸軍に対して「虫の息」の上杉家。

1582年の織田家勢力図(別冊歴史人 「戦国武将の全国勢力変遷地図」KKベストセラーズ)

ただでさえ、織田家の勢いが強力すぎるのに加え、上杉家は後継者争い「御館の乱」で大きく力を落としました。

後継者争いでは
勝ったが・・・

これが、あの
上杉家か・・・

戦国大名 上杉 謙信(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

戦国最強の軍事能力を持つと言われ「軍神」と恐れられた上杉謙信。

当時、日本中が謙信の異常なまでの軍事的能力に恐れ慄きました。

私は
毘沙門天の化身なり!

自らを「毘沙門天の化身」とし、生涯女性と接せず(諸説あり)、ひたすら合戦と戦争に人生をささげた上杉謙信。

謙信には、煮湯を
呑まされたが・・・

手取川の戦い(歴史群像シリーズNo.8「上杉謙信」 学研)

この5年前の1577年、ついに上杉謙信が加賀へなだれ込んできました。

この「手取川の戦い」において、柴田勝家率いる北陸軍は大敗北したのでした。

しかし、もう謙信は
この世にいない!

盛政よ!

佐久間 盛政(歴史人2016年12月号 KKベストセラーズ)

はっ!

成政よ!

佐々成政(歴史人2016年12月号 KKベストセラーズ)

はっ!

上杉にトドメを
刺せ!

我らがいれば、
上杉など問題なし!

親父殿は、
ゆっくりしていてくだされ!

頼もしいのう!

もうすぐ織田の天下が確定し、勝家も少しはゆっくり出来そうな気がしていた、この時。

本能寺の変 1(歴史道vol.13 朝日新聞出版)

本能寺の変が勃発したのでした。

本能寺の変 2(歴史道vol.13 朝日新聞出版)

京・山城から遠い越中にいた勝家の元に、本能寺の変の一方が入りました。

はっ?

上様が・・・

それは本当か・・・

明智 光秀(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

あの明智が・・・?

・・・・・・

しかし、この「戦国最大の事件」の情報を得るのが遅かった勝家。

羽柴 秀吉(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

「情報を最重視していた」羽柴秀吉と比較すると、その「情報を得るスピード・感度」は著しく劣っていました。

どうする?

滝川と組んで、
明智を倒すか・・・

悩む勝家。

そして、この「情報に対する感度の差」は、目前の上杉家と戦った際にもすでに表面化していたのでした。

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