前回は「柴田勝家 4〜飛武神の奮戦〜」の話でした。

柴田軍団の北陸方面軍誕生以前に、信長は一向宗門徒系の一揆軍団に煮湯を飲まされ続けています。


おのれ、本願寺め!



宗教によって結びつけられた軍勢は、
異常に強い・・・
長島願証寺との戦いには、大きな時間とエネルギーが注がれ、大変な苦労をしました。
織田家の軍団が大打撃を受けつつも、信長は、なんとか長島願証寺を叩き潰します。



私めが、北陸の本願寺本拠地を叩き潰して
ご覧に入れます!


北陸方面という「一向宗の根城」を叩き潰すには、突破力ある柴田勝家がベストでした。
そして、織田家には他に適任者がいなかったのが実情でしょう。


佐々成政は、のちに秀吉に切腹させられたこともあり、あまり評価が高くないです。
しかし、彼の猛烈な軍事力は、山県昌景にも引けを取らない、猛烈なパワーを持っていました。



俺の勇猛さを
見せつけてくれる!


佐々成政・佐久間盛政という、戦国切っての突破力を持つ武闘派大名を従えた柴田勝家。
柴田勝家は、北陸を猛進します。


「織田家の猛虎たち」を集めたような柴田軍団は猛烈な勢いで北陸を席巻し、織田家の領土を一気に広げてゆきます。
武闘派 勝家は内政面でも能力を発揮し、「一向宗の根城」という極めて難治な土地を丁寧に納めてゆきます。



権六よ。
加賀・越前をしっかり治めよ!



お任せを!
武力で征服したとしても、「一向宗に帰依している」門徒たちを懐柔し、治めるのは非常な苦労でした。



私が得意なのは、
軍事だけではない。



内政の能力にも、
ある程度長けているのだ。
軍事力のみならず、政治的才能を持っていた飛武神 柴田勝家。



調略は、
不得意だ。



ああいう裏方の仕事は、
猿がやっておれば良い。





ふん!
自分が出来ぬくせに、威張りおって!



外交も、
あまり得意ではない。



ああいうのは、
光秀あたりがやっておれば良い。



勝家殿。
光秀も協力いたしますぞ。
秀吉とは、険悪というより最悪の仲であった勝家。
光秀との関係は、あまり伝わってきませんが、比較的良好だったように思います。
織田家四天王筆頭であるだけではなく、勝家は当時の日本において、稀有な能力を持つ人物だったのです。



ワシが
北陸を治めてみせる!