西南戦争の爪痕 1|幕末維新

前回は「薩摩の国|幕末維新」の話でした。

西郷隆盛像(新歴史紀行)


維新の偉人達の銅像を拝見しながら、街中を歩いて鶴丸城へ。

鶴丸城(新歴史紀行)

この城は関ヶ原の戦い直後に、薩摩藩初代藩主 島津家久が築いた城です。

鶴丸城(新歴史紀行)

薩摩らしい、華麗さはないものの、朴訥とした力強さが感じられる雰囲気です。

城は築いた大名や、住んでいた大名の性格が如実に表れます。

ここへ来たかったのは、近くの私学校跡地の石垣に、歴史が刻まれているからです。

鶴丸城付近の石垣には、西南戦争の際の銃弾跡が残っています。

西南戦争の銃弾跡(新歴史紀行)

この銃弾は、おそらく西郷軍が北へ向かった後、敗走を続けて、薩摩に戻ってきた後の戦闘の際のものだと思います。

西郷 隆盛(国立国会図書館)


当時のまま、保存されているようです。

銃弾の数はそれほど多くなく、戦争の恐ろしさは感じられますが、「激戦」という雰囲気ではないです。

西南戦争の銃弾跡(新歴史紀行)

西南戦争の一つの山場となった「田原坂の戦い」では、あまりに戦闘が激し過ぎて、銃弾が雨のように行き交いました。

銃弾同士が、正面同士から衝突した「かち合い弾」も出て、それが残されています。

明治維新を切り開いた原動力・薩摩。

大久保 利通(国立国会図書館)

その薩摩の猛烈なパワーが、感じられる場所です。

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