真珠湾奇襲攻撃 80〜全会一致で対日戦へ向かう米国〜|太平洋戦争

前回は「真珠湾奇襲攻撃 79〜愕然とする山本長官〜」の話でした。

Franklin Roosebelt米大統領(Wikipedia)

凄まじい形相で演説を続けるルーズベルト大統領。

真珠湾攻撃の翌日(現地時間8日)に米議会で演説するルーズベルト大統領(歴史人 2019年9月増刊号 KKベストセラーズ)

ハワイ諸島に対する、
日本軍の攻撃は・・・

我がUSの海軍に甚大な
損害を与えた!

日本は、ハワイに加え・・・

香港・グアム・フィリピン・
ウェイクを攻撃した。

南雲機動部隊のハワイ奇襲攻撃の航路図(歴史人2021年8月号 ABCアーク)

私は我がUS陸海軍の
最高指揮官として・・・

あらゆる措置を講ずるよう
命令を下した!

米国民は、正義の力を持ってして、
必ずや勝利をもたらしてみせる!

議会に対して要請する!

1941年12月7日(現地時間)、日本の
一方的かつ卑劣な攻撃が開始されたため・・・

我がUSと日本の間に戦争が生じた
ことを認め、 USが参戦することを!

議会で採決が行われ、反対票が一票あったものの、事実上「全会一致」で対日戦が決定しました。

Winston Churchill英首相(Wikipedia)

この米国の正式な参戦に最も喜んだのは、チャーチル英首相でした。

はっはー!

米国という巨大なボイラーが
ついに動き出した!

これで、HitlerもStalinも
Japanも終わりよ!

日本に対する宣戦布告に署名するルーズベルト大統領(歴史街道 2021年12月号 PHP研究所)

日本に対する宣戦布告に署名するルーズベルト大統領。

真珠湾奇襲攻撃は、戦術的には米国に大きな損害を与えました。

しかし、戦略的には日本にとっては「取り返しのつかない事態」をもたらしました。

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