真珠湾奇襲攻撃 63〜揺れる山本の思い〜|太平洋戦争

前回は「真珠湾奇襲攻撃 62〜攻撃中止する米軍〜」の話でした。

草鹿龍之介 第一航空艦隊参謀長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

ハワイの米海軍の基地を、
思い切り叩いた!

戦艦を多数沈没させ、
基地・航空機を多数粉砕した!

大戦果だ!

南雲忠一 第一航空艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

大成功だな!

これほど米海軍を叩くとは!

二階級特進ものですな!

まさにそうだな!

山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

米空母は不在で、健在・・・

ハワイの基地を徹底的に叩いた、
とは言えぬ攻撃・・・

本当に、これで終了で良いのだろうか・・・

宇垣纏 連合艦隊参謀長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

山本長官。
これより、機動部隊は、内地へ帰還します。

往路とは異なる進路を取ります。

南雲機動部隊のハワイ奇襲攻撃の航路図(歴史人2021年8月号 ABCアーク)

うむ・・・

どこか浮かない表情の山本長官。

加来 止男 飛龍艦長(Wikipedia)

山口司令!
こんな不徹底な攻撃では、ダメです!

艦長の私の権限で、飛龍攻撃隊のみ、
石油タンクを攻撃します!

山口多聞 第二航空戦隊司令官(WIkipedia)

いや・・・・・

待て。

しかし・・・

緒戦で、「命令違反による軍法会議」は
避けなければ!

私はどうなっても良い。
しかし、連合艦隊全体の混乱は避けるべきだ。

どこか、他に具体的で戦果の大きい攻撃目標は
ないだろうか・・・

内地への帰投途中に、米軍の拠点を叩けぬか・・・・・

一人虚空を睨み、唇を真一文字にし、考え込む山口司令官でした。

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