真珠湾奇襲攻撃 60〜深読みする米司令部〜|太平洋戦争

前回は「真珠湾奇襲攻撃 59〜悩む飛龍の幕僚たち〜」の話でした。

William Halsey第二空母戦隊司令官(Wikipedia)

発艦準備完了しました!

よし、爆撃機・雷撃機は、全機発艦せよ!

護衛戦闘機は、通常の半数!

残りの直掩機は母艦上空で、ジャップの来襲に備えよ!

Ernest King司令官(Wikipedia)

頭脳派のキング司令官。

懸命に、日本海軍の手の内を探ります。

そして、ハワイで攻撃を受けている海軍司令部に照会をかけます。

今、Nagumoはどうしている?

未だ大きな動きが、
ありません。

そうか。

引き続き、防戦に努めよ!

Nagumoに動きあり次第、報告せよ!

ははっ!

長官。
日本海軍は、石油タンクを攻撃しない可能性があります。

Harold Stark米海軍作戦総長(部長)

そうか。

攻撃するなら、もう攻撃を、
開始しているはずです。

あとは、ハルゼーが調子に乗り過ぎなければ良いですが・・・

ハルゼーに、釘を指すか・・・

空母Lexington(Wikipedia)

空母レキシントン・エンタープライズから、間もなく発艦という時、スターク長官から無電が入ります。

ハルゼーよ。
むやみに日本軍を攻撃するな!

なんですと!

Nagumoと正面切って戦うのは、
危険だ!

少し様子を見るのだ!

空母Enterprise(Wikipedia)

「攻撃しろ」と言ったと思ったら、
「様子見」だと・・・

このバカどもめが!

いや、しかし・・・

すぐに攻撃隊を発艦させねば、
手遅れになりますぞ!

良いから、準備万端で待ってろ!

はっ・・・

くっそ〜

おい、発艦は中止だ!

ははっ!

真珠湾攻撃(歴史人2021 年8月号 ABCアーク)

Nagumoは、何が理由で、
こんなに時間をかけているのだ?

まさか、他への攻撃を考えているのでは・・・

我々が、考えていない何かを
狙っているかもしれぬ・・・

あるいは、新兵器を装着して、
どこかへ攻撃隊を向かわせるのか・・・

日本海軍の鈍い動きに対して、深読みして慎重になる米軍司令部でした。

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