前回は「真珠湾奇襲攻撃 58〜攻撃開始するブル〜」の話でした。

赤城へ向かっても、着艦に失敗する可能性があります!
赤城へ向かうのは、ご再考頂けないでしょうか。
赤城への直談判を自制するように、懇願する空母飛龍の幕僚たち。

赤城に着艦失敗する可能性・・・



私はどうなっても良い。



しかし、着艦の失敗が大惨事を引き起こすことは
絶対に避けねば。
山口司令官は、決断します。



分かった・・・



赤城へ行くのは中止だ・・・
ここで、悩む山口司令官に、加来・飛龍艦長が近寄ります。





山口司令・・・



山口司令の気持ちは、
分かります・・・



ここは、飛龍の攻撃隊だけででも、
石油タンクを攻撃しては、いかがでしょうか。



責任は、艦長の私が取ります。





うむ・・・
飛龍だけで、
やりますか?



う〜む・・・
唇を真一文字にして、悩む山口司令官。



南雲さんも、草鹿も
第二次攻撃をするつもりはないだろう・・・



飛龍の攻撃隊だけで、石油タンクと工廠を叩くか・・・?





石油タンクは、引火すれば大爆発を起こします。



攻撃隊は数機でも、非常に大きな戦果となります。



確かにそうだ・・・



しかし、不在の敵空母の奇襲攻撃を、
背面から受ける可能性もある。



どうすべきか?


この頃、第一航空艦隊旗艦の赤城では、





南雲長官。
山口司令が、赤城へくるのを断念した模様です。



そろそろ潮時ですな。





うむ。