前回は「真珠湾奇襲攻撃 57〜ぶつかり合う司令部・山口多聞・草鹿龍之介・南雲忠一〜」の話でした。
真珠湾へ急行するブル

待ちに待っていた「出撃命令」を受けて勇躍するハルゼー司令官。

真珠湾へ
急行せよ!
ははっ!



とにかく、
全速力だ!
承知しました。



本土の司令部がなんと言おうと、Nagumoを
叩き潰してみせる!


切れ者であり、猪突猛進型のハルゼー司令官を、あまり評価していないキング司令官。



Halseyを真珠湾に向かわせたが、
大丈夫だろうか・・・
「あまり評価していない」というよりも、頭脳明晰なキング司令官から見ると、少し愚かに見えるハルゼー司令官。



Halseyのバカは、
攻撃しかできん・・・



そして、今の
Nagumoの戦力は、全く侮れん・・・



あのバカ(Halsey司令官)が、
勝手に突進してしまわぬだろうか。



わが空母が撃沈される事態は、
絶対に避けねばならん。
Nagumoの動きを監視する米海軍


キング司令官の懸念を同様に感じるスターク米海軍作戦総長。



今、Nagumoは、
どうなっている?
混乱が続く真珠湾の米海軍ですが、少しずつ体制が整い、本土へ状況報告が可能となりました。
現在、Nagumoの攻撃が
少し落ち着いています!
攻撃準備を
している模様!



う〜む。



Nagumoは続けて、
第二次攻撃をしてくるだろうか?





なんとも
言えませんが・・・



私がNagumoの立場なら、
当然やります!



そうか・・・



本格的に
防戦準備せねばな。
攻撃隊を発艦させるハルゼー司令官





とにかく、Nagumoを攻撃する雷撃機を
発艦準備急げ!
間もなく、
発艦準備完了です!



よし、準備出来次第、
全機発艦せよ!
Halsey司令、
空母の保全が最優先では?



そんなことは
分かっておるわ!
強烈な形相で、忠告した幕僚を睨みつけるハルゼー司令官。
非常に怖い憤怒の形相です。


はっ・・・・・
失礼しました・・・



司令部がうるさいから、空母護衛の戦闘機は
多く残す。



とにかく、攻撃隊をたくさん出して、Nagumoに
打撃を与えるのだ!



攻撃隊の
護衛戦闘機が少なくても、構わん!



護衛などなくとも、
雷撃隊・爆撃隊は、Nagumoを叩け!



いいな!
お前たち!
ははっ!



護衛などなくても、
敵の銃弾が当たらぬようにかわせば良いのだ!
ははっ!
こういう時の指揮官としては、ハルゼー司令官はまさに「うってつけ」の将軍でした。
雷撃隊・爆撃隊への護衛戦闘機を大幅に減らしてでも、攻撃力を増強する覚悟のハルゼー司令官でした。