前回は「真珠湾奇襲攻撃 53〜揉める司令部〜」の話でした。

日本軍による、真珠湾の工廠・石油タンク防衛の戦略を考える、キング司令官。
今、日本軍は攻撃しているのです。
時間はありません。

なんとか、ならぬか。



ハワイの米軍は、猛反撃しているが、
基地防衛で手一杯だ。



とても、石油タンク・工廠の防衛に向かうのは
無理だろう。



無理を承知でも、指示するか?



いや、指揮系統が混乱して、被害が大きく
なるだけだろう。
悩みに悩むキング司令官。



キング司令官。
どうだろうか。



はい。しかし、米軍には、
その余力がなさそうです。



そうか・・・





他に、防衛に回せる戦力がないか・・・
ここで、ふとキング司令官は思い出します!



いた!



ハルゼーだ!





スターク総長!
ハルゼーに向かわせましょう!





ああ、ハルゼーか!



空母2隻を持つ、ハルゼーの部隊に
Nagumoを牽制させるのです。


空母エンタープライズ・レキシントンによる、強力な空母部隊を指揮するハルゼー。





ハルゼーに真珠湾に向かわせ、
周辺で待機させましょう。



大事なことは、Nagumoが工廠・石油タンクを
攻撃する時、側面から攻撃することです。



うむ、それは良い!



大事なことは、ジャップを攻撃することではなく、
Nagumoに攻撃を、断念させることです。



よし!
ハルゼーに指令を出そう!
一時は、真珠湾に向かおうとしたものの、スターク総長に止められ、憤懣やるせないハルゼー司令官。
ブル・ハルゼーの出番が決定した瞬間でした。