前回は「真珠湾奇襲攻撃 52〜石油タンク防衛へ〜」の話でした。

南雲司令長官が第二次攻撃隊指示を出さないことに、苛立った山口司令官。
ついに、空母赤城へ直談判へ向かおうとします。

ええい!
赤城へ私が参ると伝えよ!
了解!


そして、空母飛龍から赤城へ発信します。





コレヨリ、山口司令官ガ、ソチラヘ向カウ。



了解。





どうも、山口司令官が、赤城へ来るようです。



直談判、というつもりのようです。





この戦闘中に、飛行機に乗って、こっちに来るのであろうか?



米軍の戦闘機も周辺を、
飛び回っています。



流石に、山口司令官も断念すると思いますが・・・・・



山口のことだ。
すぐに断念はしまい。



そうですね。


山口司令官と同じく、第二次攻撃を強く主張している三川司令官。(南雲長官の次席指揮官)



南雲長官、今こそ第二次攻撃を!



しかし、米軍も猛反撃しているし・・・



第二次攻撃は、
こちらの被害も大きいだろう。



敵の石油タンクと工廠を叩かねば、
米軍は早期に再起します!



・・・・・
イライラが募る山口司令官。



南雲長官達、司令部は何を考えているのだ?



ここで、徹底せずに中途半端では、後々禍根を残す!



とにかく、私が赤城司令部に乗り込むしかない!





早く、私の乗る航空機を用意せよ!
ははっ!
しかし、敵戦闘機も上空におり、赤城へ行くのは、
大きな困難が・・・



早くしろっ!!!
ははっ!


空母不在ながら、大戦果に沸く内地の司令部では、宇垣参謀長が山本長官に話していました。



南雲さんは、第二次攻撃をやるでしょうか?



ふむう・・・・・


山本長官と南雲長官、二人の意思疎通の不徹底が招いた事態でした。