真珠湾奇襲攻撃 52〜石油タンク防衛へ〜|太平洋戦争

前回は「真珠湾奇襲攻撃 51〜石油タンクの行方〜」の話でした。

Ernest King司令官(Wikipedia)

真珠湾の米国海軍基地・戦艦などに、大変な損害を与えた日本海軍。

このまま、工廠や石油タンクを攻撃する可能性もあります。

広くないハワイの島において、工廠・石油タンクは、現在攻撃されている地点から、すぐ近くです。

確かに、ジャップが工廠・石油タンクを攻撃する
可能性がある・・・・・

どうやって守るのだ・・・

悩むキング司令官の元に、米軍の反撃の報告が上がります。

負傷したキンメル長官が、
反撃の陣頭指揮をとっています!

日本軍へ猛烈な反撃を、
展開しています!

Husband Kimmlel米太平洋艦隊司令長官(Wikipedia)

キンメルの奴が、頑張ってくれているか・・・

しかし、強力なNagumoの航空隊が、
工廠・石油タンクに向かったら・・・

キンメルに残っている戦力では、防衛できまい・・・

真珠湾攻撃(歴史人2021 年8月号 ABCアーク)

日本軍に猛烈な攻撃を受けている、フォード島の海軍航空基地。

海軍工廠・オイルタンクは、湾を隔てた、すぐそばです。

キングよ。
何か、防御の良い案はないか。

はい・・・

考えに考えるキング司令官。

日本海軍の「成績優先主義」に比べ、「実績主義」の米国。

日本のように「海軍兵学校を優秀な成績で卒業したら、将来安泰」などということは、米軍では全くありませんでした。

日本海軍と戦うことになる優れた将軍たちは「実戦派」が多く、「現実の戦争で高い能力」を持つ人物が多かったのです。

彼らの中には、「アナポリス海軍兵学校」を、優秀な成績で出た将軍も沢山いました。

しかし、「非常に優秀な成績で出た」将軍は、それほど多くなかったのです。

その中で、アナポリス海軍兵学校を4位という「非常に優秀な成績で卒業」したキング司令官。

優れた頭脳と、極めて高い実戦能力を有する「稀有な将軍」でした。

防衛したいが、どうにもならない・・・

それこそ、石油タンクは、少し爆撃されただけで、
大爆発だ。

石油タンク周辺で大火災が起こったら、
取り返しのつかない事態になる。

Harold Stark米海軍作戦部長

君なら、良い案が思いつくだろう。

はい・・・
少しお待ち下さい。

この「少しの間」にも、日本海軍の攻撃が続き、石油タンク攻撃を進めているかも知れません。

なんとかせねば・・・

「明晰な頭脳をもつ」日本海軍の山口司令官同様、悩みに悩むキング司令官でした。

山口多聞 第二航空戦隊司令官(WIkipedia)
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