前回は「真珠湾奇襲攻撃 48〜慌てるキング〜」でした。
石油タンク攻撃を主張する山口司令官

真珠湾に米空母が不在であることに、苦悩する山口司令官。

本来、米空母を叩き潰したいが、
止むを得ん。



ならば、真珠湾基地の石油タンクなどを
叩き潰すのだ!



これは、奇襲作戦計画時から、
私が主張し続けてきたことだ。
真珠湾の戦艦群、飛行機への猛攻撃は、順調に進んでいました。
攻撃隊指揮官の淵田美津雄 第一航空艦隊赤城飛行長。


ほぼ事前の作戦計画通りに、真珠湾の攻撃を続けていました。


第一波、第二波の攻撃を続け、真珠湾の陸軍・海軍航空基地に猛烈な空襲をしたのです。
淵田美津雄 第一航空艦隊赤城飛行長の乗る淵田機の信号弾の誤認による齟齬がありました。
放った信号弾が一発のつもりが、雲の影響もあり、淵田部隊が「二発」と考えたのでした。
そして、飛行場を強襲する結果となりました。
誤認・誤解から生まれた、米陸海軍施設の強襲。
実は、この強襲の効果は大きかったのです。


第二次攻撃隊の準備完了:奮起する山口司令官


米海軍の戦艦アリゾナなどを沈没させ、基地航空機を壊滅状態にしました。
ある意味、連合艦隊・軍令部の幹部全員の想定を上回る戦果が、次々と報告されます。


米太平洋艦隊は、
壊滅したも同然です!





大戦果だ!
二波の第一次攻撃の結果は、非常に大きな戦果を上げたのです。



よし!
とにかく、続けて第二次攻撃の準備だ!
第二次攻撃隊、
準備完了!



赤城の南雲長官に
「第二次攻撃準備完了」の発光信号送れ!
了解です!
そして、山口司令官の乗る飛龍から、南雲長官座乗の赤城へ発光信号を発信しました。







我、
第二次攻撃準備完了!



了解。
赤城司令部の動き





山口司令官から催促きたが、
どうする?



もう十分
戦果大です。



これ以上攻撃して、
反撃受けるのを避けるべきでは。



うむ。
赤城の第一航空艦隊司令部は「もう戦いは終わった」雰囲気です。
対して、まだまだヤル気満々の山口司令官。
「了解」の赤城から、発艦の命令を待つ山口司令官でした。



とにかく、石油タンクや工廠を
攻撃しなければ!



戦機を逃しては、
ならん!
完全に思惑がずれる赤城の南雲長官・草鹿参謀長と山口司令官でした。