前回は「真珠湾奇襲攻撃 45〜唇噛む山口司令官〜」でした。


おのれ〜、ジャップめ。
俺がぶち倒してやるわ!
息巻くハルゼー司令官。
この時、キンメル米太平洋艦隊司令長官が負傷した連絡が入ります。





なんだと!
キンメルが負傷したんだと!
鋭い目つきで幕僚を睨むハルゼー司令官。
幕僚達に緊張が走ります。
ハルゼーとキンメルはアナポリス海兵同期で、気心知れた友人です。
元々激しい気性のハルゼー司令官は、ここでキレてしまいます。



おのれ〜!ジャップめ!
俺が皆殺しにしてくれるわ!



全軍、ハワイ基地へ向かえ!
麾下の全艦隊に指令を発するハルゼー司令官。


そして、麾下の空母レキシントン・エンタープライズを含む全艦隊に、最高速度でハワイ基地へ戻るように指示します。
麾下の空母・巡洋艦などの艦は、それぞれ「速度が異なる」のですが、出来るだけ最速でハワイへ急行します。



急げぇ〜!
一秒でも早く真珠湾に戻るのだ!



そして、
ジャップの艦隊を
全てぶちのめしてやるのだ!
日本海軍との決戦に向け、大いに息巻くハルゼー司令官でした。





ハワイ近海に
米空母はいないだろう。



米空母はハワイ近海にいるはずだ!



空母が見つからない以上、
戦艦を攻撃すれば良い。
山口の考えていた通り、ハワイ近海にいた米空母。
そして、米空母が、日本空母に襲い掛かろうとしていました。