前回は「真珠湾奇襲攻撃 44〜大衝撃受けるブル〜」でした。

事前の諜報活動から、米空母発見を目論んでいた山口司令官。

米空母レキシントン・ホーネットのうち、
どちらが真珠湾にいるか?



両方いてくれれば、なお良い
そう考えていた、山口司令官。




座乗する空母飛龍で唇を噛みます。



米空母が不在だと・・・・・
想定していなかった「空母が真珠湾不在」の確報を聞き、愕然とします。
奇襲部隊において、航空派の大幹部である山口司令官と草鹿参謀長。
それぞれ海兵40期、41期です。
1期しか違いません。





敵戦艦をこれほど撃沈するとは!



大戦果だ!
草鹿参謀長は、敵戦艦を数多く撃沈し、
大いに勇んでいます!
幕僚から、話を受ける山口司令官。



草鹿のバカめが。



空母がいなければ、
いくら戦艦を叩いたところで仕方ない・・・



敵戦艦を叩くために
巨大戦艦大和・武蔵を建造したのではないか・・・
日本海海戦以来、「敵を日本近海で迎撃する」方針を固く堅持してきた日本海軍。
戦艦大和は既にほとんど完成し、戦艦武蔵も間も無く完成します。





敵戦艦を叩くのは、
戦艦大和・武蔵の役目ではないのか!





戦艦に空母は倒せない・・・



いかに大和・武蔵の巨砲といえども、
砲弾の射程範囲内に敵空母がいないからだ!



遠隔からの、猛烈な攻撃。
それこそが空母の本質。



これはまずい。
本当にまずい・・・・・
唇を噛み続ける山口司令官でした。