前回は「真珠湾奇襲攻撃 42〜さらに天敵登場〜」でした。
「まさか、米空母がいないとは・・・・・」と焦る山口司令官。
「空母を探すよう、司令部に具申してはいかがでしょうか。山口司令。」と提案する幕僚たち。
「うむ。南雲長官に空母捜索を伝えてみてくれ。」と指示しつつも
「南雲さんは、私の言うことを聞かないだろうな」と考える山口司令官。
草鹿龍之介 第一航空艦隊参謀長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)
案の定「米空母を探す必要ナシ」と草鹿参謀長から返信がありました。
「そうか・・・・・」と残念がる山口司令官。

空母 飛龍(Wikipedia)
「しかし、山口司令。これほど戦艦を叩きまくっているので、
大戦果ではありませんか!」と
山口司令官を励ます空母飛龍の幕僚たち。
山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)
山口司令官は考えます。
「この状況を山本長官は聞いているだろう。
南雲さんに探すように指示もしたに違いない。
その上で、南雲さんも草鹿も空母捜索を拒否しているのだろう。」と。
「この状況を山本長官は聞いているだろう。
南雲さんに探すように指示もしたに違いない。
その上で、南雲さんも草鹿も空母捜索を拒否しているのだろう。」と。
山口司令官の考える通り、山本長官は「米空母不在に唇を噛んでいる」状況でした。
山口司令官は考えます。
「敵のレキシントン、エンタープライズはどこへ行ったんだ?」と。