前回は「米空母不在に焦る山口多聞司令官〜第二航空戦隊山口司令官と飛龍と蒼龍・大いに勇む草鹿龍之介参謀長〜」の話でした。
冷静に状況分析するキング司令官
ハル長官とキング司令官の、真珠湾奇襲攻撃からの反撃の相談が続きます。
「ニミッツに任せるしかない。」と考えるハル長官とキング司令官。
それで、大西洋から太平洋へ我が艦隊を回して、
UKは大丈夫だろうか。
Churchillからは、
悲鳴のような救援要請が来ている・・・
我がUKを
早く支援して頂きたい!
Hitlerを
ぶち倒す協力をして欲しい!
歴史的には「米国の兄」のような存在であり、国力と関係では「米国の弟」のような大英帝国。
そして、プライドが高いチャーチル首相が矢継ぎ早に悲鳴を上げてきています。
Churchillは、
保つか?
キング司令官に問いかけるハル長官。
翌1942年に米海軍作戦部長(総長)と合衆国艦隊司令長官を兼務する「海軍最高のポスト」に就任するキング司令官。
我がUSが参戦する以上、
UKは大丈夫でしょう。
UKは、 Hitlerの空軍から
猛烈な空襲を浴びていますが・・・
Hitlerの海軍は、
大したことはありません!
Uボートがうるさいですが、
それを黙らせれば良いです。
Uボートと熾烈な戦いを続けている、キング司令官本人の言葉は重大です。
かつての「先生」英国海軍を超えた連合艦隊
はっきりと断言するキング司令官の言葉に安心するハル長官。
ふむ・・・
そうか・・・
君がそう言うならば、
そのようにするのが良いだろう・・・
Uボートは対艦攻撃はできますが、
基地攻撃はできません。
その意味では、
NagumoのTask Force=機動部隊の方がはるかに強力です。
この頃、「空母六隻による機動部隊」というのは空前の大打撃力を持っていたのでした。
キング司令官は続けます。
Japanの海軍は、
もはや我がUS海軍に匹敵する力を持っています。
もはや、
UK海軍を超えた存在です。
明治維新で欧米先進国の最先端技術や学問を学んだ、というより吸収した日本。
そして、日本海軍は「英国海軍を模範として」創設されました。
いわば「日本海軍の先生」であったのが「英国海軍」でした。
そうか。
Japanの海軍はUKの海軍より上か。
Churchillは、
悔しいだろうな・・・
我らも
総力を上げて戦います!
連合艦隊の新たな天敵・ハルゼー司令官登場
陸軍出身のチャーチル英首相は、海軍大臣を務めた経験があります。
それだけに、英海軍には格別な誇りとプライドを持っています。
まさか、米国で「日本海軍の方が英海軍より上」などという話がされているとは、夢にも思わないチャーチル首相。
まあ、
仕方ないな。
Churchillには出来るだけの支援をして、
もう少し踏ん張ってもらおう。
そして、
Hitlerの攻撃に耐えてもらおう。
それは
そうとして・・・
ここで、ハル長官は大事なことを思い出します。
太平洋の我が合衆国の空母は、
大丈夫なのか?
太平洋で米空母二隻を率いていた人物。
こちらもまた、日本海軍の強力な天敵となる人物でした。
Kill Japs,Kill Japs!
Kill more Japs!!
次回は上記リンクです。