前回は「真珠湾奇襲攻撃 40〜ニミッツという男・ニミッツの性格・キング・ハル・ルーズベルト〜」でした。
第二航空戦隊・山口司令官

多士済々の海兵40期の中でも、学生時代から今に至るまで一際目立つ存在である第二航空戦隊の山口司令官。

将来の日本海軍を担うのは、
私だ!
そして、座乗する空母蒼龍司令室で、航空隊による猛攻撃を指揮していました。


のちに、第二航空戦隊の旗艦は飛龍となりますが、この時は蒼龍でした。
ほとんど同じ形の蒼龍と飛龍ですが、「艦橋の位置が右か左か」で大きく異なっていました。


1937年に進水(完成)した飛龍と蒼龍は、最新鋭の空母であると同時に、豊富な実践経験を有していました。


完成して間もない空母瑞鶴・翔鶴よりは、やや旧式ですが、高いバランスの取れた設計でした。
空母不在に焦る山口司令官


一航戦所属の淵田美津雄 第一航空艦隊赤城飛行長率いる攻撃隊は、次々と米戦艦・駆逐艦を攻撃し、大打撃を与えます。
座乗する空母飛龍からも、真珠湾からの立ち上る黒い煙が見えます。



よし!
喜び勇む山口司令官。





おい、
敵空母は叩いたか?
飛龍幕僚に尋ねる山口司令官。
飛龍幕僚が答えます。
どうも敵空母は、
真珠湾に在泊していない模様です。



なに!



そんな馬鹿な
ことがあるか!



敵空母が在伯していることは、
諜報で確認しているのだ!



いないはずはい!探せ!
はっ!
幕僚に、二航戦所属の航空隊に米空母探索を命じた山口司令官。
山口司令。
やはり敵空母はいない模様です。
米空母は見つかりません。



そんなはずはない!





山本長官から、
米空母撃滅の指示を受けている!



空母が
いないなら・・・



奇襲攻撃の価値が、
激減してしまう・・・



まさか・・・・・
勇む草鹿参謀長


こちらは、山口と共に、航空派の主軸をなす草鹿龍之介参謀長。



米空母が、
いようといなかろうと関係ない!
「米空母不在」に対して、草鹿参謀長は、



ここまで
米海軍を叩いているんだ!



大勝利だ!
という考えでした。
それに対して、



なんとしても、
米空母を叩かねば!
と考える山口司令官。
血走った目で、幕僚たちを睨む山口司令官でした。