前回は「真珠湾奇襲攻撃 26〜米空母の停泊するタイミング〜」でした。


なぜ、いるはずの空母がいないのだ?
再度、静かに宇垣参謀長に尋ねる山本長官。





機動部隊に再度探すように命じます!
山本長官に、そう答えた宇垣参謀長。
宇垣参謀長は、南雲司令長官に打電します。





米空母を探せ!



・・・・・



草鹿参謀長。
宇垣参謀長から、連絡あったが・・・
異常なほど順調に進んでいた真珠湾奇襲攻撃ですが、米海軍は猛反撃をしてきています。
真珠湾を攻撃する爆撃機・雷撃機、そして掩護する直掩機・戦闘機が次々と空母赤城・加賀などから発艦します。



攻撃するだけで手一杯だ!
こう考える南雲長官。
同じように、最前線で忙しく指揮する草鹿参謀長。


本来、司令部の命令には従わねばなりません。



この忙しい時に・・・



宇垣さんは、うるさい!



そもそも、私は宇垣さんが大嫌いなのだ!





草鹿参謀長よ。
どうしたものか・・・



空母探索機を出せば、攻撃力が落ちる・・・



今は、敵に痛撃を与えるべき!



内地(日本)にいて、何がわかる!
南雲長官、草鹿参謀長の座乗する旗艦 空母赤城には歴戦の戦士たちが結集し、次々と真珠湾目掛けて発艦していました。





戦艦をこれだけ撃沈しているのだから、
大戦果です。



空母は、いないのですから、しかたないでしょう。
山本長官と南雲司令長官・草鹿参謀長の意思統一の不完全さが表面化した瞬間でした。

