真珠湾奇襲攻撃 19〜日本の動きを事前に察知する米国〜|太平洋戦争

前回は「真珠湾奇襲攻撃 18〜宣戦布告通達時刻の行方〜」でした。

山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

山本司令長官のゴリ押しで、真珠湾奇襲攻撃は「宣戦布告30分前」に実施と決まります。

とにかく、奇襲で米海軍を大いに叩くのだ!

それしか、日本の勝ち目はない!

それらは、外務省本省から米国大使館へ、次々と無電で連絡が入ります。

無電はほとんどが傍受・解読され、米国は日本の動きをつかんでいました。

Franklin Roosebelt米大統領(Wikipedia)

そろそろ来るな。

そう考えたルーズベルト米大統領は、ハル国務長官と最終調整をします。

Cordell Hull米国務長官(Wikipedia)

日本に先制攻撃させるが、被害は出来るだけ抑えるように。

承知致しました。

日本が、近々米国に宣戦布告することは間違いない情報です。

しかし、「具体的にいつ宣戦布告してくるか」は、米国も分かりません。

真珠湾奇襲攻撃に関しては、日本海軍で最高レベルの極秘となっていました。

事前に奇襲攻撃を知るのは、各艦隊の司令長官・司令官・艦長までで、幹部に限られていたのでした。

この面では日本海軍の情報封鎖は徹底していました。

どこを攻撃してくるんだ?

ルーズベルト大統領は、気になります。

Henry Stimson陸軍長官(Wikipedia)

マッカーサーよ。
フィリピンは大丈夫だろうな。

Douglas MacArthur陸軍元帥(wikipedia)

準備万全だ!

俺がいるから、問題なし!

翌1942年に、米国海軍作戦部長(日本の軍令部総長)兼合衆国艦隊司令長官となり、米海軍のトップとなるキング司令官。

Ernest King司令官(Wikipedia)

日本海軍は、どこを攻撃してくるんだ?

日本海軍は多くの戦艦・正規空母を持ち、非常に強力でした。

第一航空艦隊旗艦 空母赤城(Wikipedia)
第一航空艦隊 空母加賀(Wikipedia)

あの空母部隊は、侮れん・・・

まさか遥か遠い日本から、真珠湾を攻撃はしてこないだろう。

しかも空母が、それほど遠くまで攻撃に向かうことは、
これまでかつてない。

山本が考案した真珠湾奇襲攻撃は、「可能性があるものの低い。」選択肢でした。

「正規空母6隻の機動部隊による遥か遠方のハワイ真珠湾基地の奇襲攻撃」という前代未聞の大規模な作戦。

この意味において、山本長官の戦略眼は冴えていたのです。

山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)
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