真珠湾奇襲攻撃 16〜揺れる真珠湾奇襲攻撃のゆくえ〜|太平洋戦争

前回は「真珠湾奇襲攻撃 15〜緊張する日米交渉と米国の思惑〜」でした。

真珠湾奇襲攻撃に並々ならぬ決意を持っていた山本長官ですが、「やはり可能であれば米国との戦争は避けたい」と思っていました。

真珠湾奇襲攻撃実行舞台である空母機動部隊引き入る第一航空艦隊司令長官 南雲忠一は択捉島付近から一気に艦隊を率いて真珠湾へ攻撃に向かう予定となります。

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南雲忠一 第一航空艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

艦隊が攻撃準備を整えて、真珠湾へ攻撃に向かう途中も日米交渉は続けられます。
米国との戦争を避けたい山本長官は、南雲長官に命じます。
「日米交渉妥結の場合は、途中で艦隊を引き返すように。」と。

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山本五十六 連合艦隊司令長官(Wikipedia)

これに対して、南雲長官も草鹿参謀長も反駁します。
「『行け』と言ったと思ったら、『止まれ』なんて、そんなこと出来るわけないでしょう。」と。

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草鹿龍之介 第一航空艦隊参謀長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)
気性の荒い南雲長官に至っては、「出掛けた小便を途中で止めろ、というもんだ。何考えているんだ。」と反論します。
こういう決して上品ではない言い方は、山本長官は好みません。
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野村吉三郎 米国大使(連合艦隊 勃興編上巻 世界文化社)

ルーズベルトは「日本が全面的に降参すれば良い。まあしないだろうが」と日本の出方をじっと見ていました。

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Franklin Roosebelt米大統領(Wikipedia)

そして、スチムソン陸軍長官はフィリピンのマッカーサー司令官等に「いよいよ日本からの攻撃に備えるよう」と命じます。

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Henry Stimson陸軍長官(Wikipedia)

米海軍もまた「日本海軍の真珠湾への攻撃」に備えます。
日本を侮っていたマッカーサー長官は、「日本陸軍がこちらを攻めてきたら、この俺がいるんだから撃退してやる。日本海軍ごときが真珠湾の米海軍基地を攻撃したところで、日本が反撃されるのがオチだろう。」と考えます。

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Douglas MacArthur元帥(Wikipedia)

もはや事態は待ったなしとなっていました。

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