織田信長 3〜中世を抹殺した男〜|戦国武将

前回は「織田信長 2〜覇王が見据えた未来と世界〜」の話でした。

織田信長(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

今回は「中世を抹殺した男」の視点から見た、信長の話です。

1582年の武田家討滅は、信長が「想定したよりも容易かつ短期間」に完了しました。

この武田家の凋落ぶりは、異常なほどでした。

あの武田が、ここまで
弱体化していたとは

当時m信長が万全を期して、正親町天皇を動かして武田家を朝敵にした説もあります。

武田勝頼(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

また、武田勝頼が上杉家の「御館の乱」に介入して上杉景勝側につき、北条氏政の弟である上杉景虎(子)を見捨てて、氏政を怒らせてしまったことも大きな要因です。

上杉景勝(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

勝頼は景勝側から莫大な金品と幾ばくかの領土を受領したのですが、なんといっても北条氏を敵に回したのは最大の問題でありました。

北条氏政(Wikipedia)

勝頼め!
北条家を舐めるなよ!

1580年と1582年の織田家の領土と武将の配置図です。

1580年の織田家勢力図(別冊歴史人 「戦国武将の全国勢力変遷地図」KKベストセラーズ)
1582年の織田家勢力図(別冊歴史人 「戦国武将の全国勢力変遷地図」KKベストセラーズ)

1580年時点でも巨大な領土ですが、2年の間に、東にグッと伸びているのがよくわかります。

武田氏討滅により得た領土は、石高としては徳川家に分与した駿河を除いて100万石程度でした。

面積で比較すると、非常に大きく伸びています。

武田討滅後は、宿老 滝川一益を関東鎮撫役(関東管領的立場)として東国へ行かせて、差配させます。

滝川一益(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

徳川家と北条家が同盟関係(従属)であり、大きな敵は毛利くらいです。

信長は、もうほとんど天下を手中に入れた気持ちであったでしょう。

室町幕府討滅・延暦寺焼討などを完膚なきまで実行した織田信長。

信長が、育て上げたとも言える羽柴秀吉・明智光秀・柴田勝家・滝川一益・丹羽長秀らの軍団長。

さらに、前田利家・佐々成政・佐久間盛政・川尻秀隆らの優秀な武将が、綺羅星の如くいました。

織田四天王

「中世を抹殺した男」の天下統一へ向けた「究極の仕事」。

天下統一は、もうすぐだ!
中世をぶち壊し、新たな世をつくるのだ!

それは、最終仕上げ段階に入っていました。

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