織田信長 2〜戦国の覇王が見据えた未来と世界〜|戦国武将

前回は「織田信長 1〜覇王が創り出そうとした未来〜」の話でした。

織田信長(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

三職推任の話と、当時信長が考えていたことの話です。

この頃までの織田家は、信長の性格とその卓越した能力から、信長自身が、ほぼ全てを統括していました。

羽柴秀吉・明智光秀らの武将を各地に転戦させる指示を直接下し、各方面の敵を倒してきました。

羽柴秀吉(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

方面軍司令官となった、有力な武将の仕事は多岐にわたります。

領土が広いとはいえ、織田家ほど各武将があちこちに転戦させられて、能力をこき使われた大名家はないでしょう。

畿内中心に、あちこちの戦いへの
出撃を命じられたぞ!

調略もしなければならぬし、
忙しい限り!

明智光秀(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

武田家なら山県昌景や内藤昌豊にしても、比較的担当地域が決まっていました。

最後の西上作戦などの少ない例外を除くと、織田家と比較するとそれほど転戦している感じはないです。

高坂昌信(春日虎綱)にいたっては、上杉家対応で、ほとんど海津城周辺から動いていないのではないでしょうか。

高坂昌信(春日虎綱)(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

私の任務は上杉家の押さえ。
海津城周辺を固めれば良い。

信長の卓抜した能力により、各武将たちがその持っている能力を最大限、むしろ最大限以上に活用させられた織田家。

信長・織田家各武将が、最大限以上の能力を猛烈に使い続けた結果、異常で急速な膨張を続けたのでした。

1582年の織田家臣団と敵対勢力(歴史人2016年12月号 KKベストセラーズ)

長年の宿敵・武田家を滅亡させた信長。

この時、50歳を目前にしていた信長。

ずっと、ずっと戦いの連続だった・・・
少し一息つくか。

織田家武将の配置を見ると、もはや信長があれこれ指示する必要がなさそうです。

経験豊富、かつ非常に優れた武将たちが、信長の指図なしでも天下統一してくれそうです。

織田四天王

謀反・叛逆さえなければ。

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