強引に将軍決定を強行した井伊直弼〜一橋派の反撃と天璋院篤姫・徳川幕府を揺るがした「将軍継嗣問題」 ・一橋慶喜が大嫌いだった将軍家定〜|井伊直弼12・能力・人物像・エピソード

前回は「ハイテンションになった井伊直弼〜徳川幕府十一番目の大老・井伊から六人目・絡み合う優れた人物たちとの「運命の歯車」〜」の話でした。

井伊直弼(Wikipedia)
目次

徳川幕府を揺るがした「将軍継嗣問題」

一橋派vs南紀派(歴史人 幕末維新の真実 KKベストセラーズ)

超名門井伊家に十四男として生まれた井伊直弼。

国学者になるつもりだったのが、突然彦根藩主となり、さらに大老を任された井伊直弼。

大老 井伊直弼(Wikipedia)

俺が
徳川幕府を立て直す!

大いに頑張った学問を
実務に活かして、徳川を再興する!

大いに張り切って、江戸城へ向かいました。

この時、徳川幕府を揺るがしていたのが将軍継嗣問題でした。

将軍家定が病弱だったために、「第十三代将軍になりかけた」一橋慶喜が有力候補でした。

新歴史紀行
一橋慶喜(国立国会図書館)
徳川御三卿

田安徳川家(田安家):10万石

一橋徳川家(一橋家):10万石

清水徳川家(清水家):10万石

徳川御三家の水戸藩出身であり、今は御三家に次ぐ御三卿の一橋家にいる慶喜。

僕は健康で、
頭も良いです!

将軍には
うってつけです!

ルックスが良く、小さな頃から「頭脳明晰」の評判が高かった慶喜。

混迷期の将軍には「正にうってつけ」でした。

一橋慶喜が大嫌いだった将軍家定

徳川幕府第十三代将軍 徳川家定(Wikipedia)

どう考えても「将軍は一橋慶喜」でしたが、

私は
慶喜は大嫌いなのだ!

将軍は
慶福にしたい!

まずは、将軍継嗣問題にケリをつけなければなりません。

現将軍家定の意向を汲む井伊大老。

そもそも、一橋は
御三卿・・・

水戸出身の一橋慶喜は、御三卿の一つである一橋家に入っていたことを問題視しました。

これは、ある意味「難癖」でありましたが、実際には一橋慶喜には大問題がありました。

そして、実家の水戸は
御三家とは言え、格下だ。

しかも、水戸藩主 徳川斉昭は、
大奥から嫌われている。

水戸藩主 徳川斉昭(Wikipedia)

これは一橋派にとって、極めて大きなハンデでした。

次期将軍は、
慶福様で決まりだ。

こう考えていた井伊直弼大老。

強引に将軍決定を強行した井伊直弼:一橋派の反撃と天璋院篤姫

薩摩藩主 島津斉彬(国立国会図書館)

ここで、一橋派が反撃に出てきました。

特に、一橋慶喜を買っている薩摩藩主の島津斉彬。

江戸城の大奥を
味方につけるのだ!

新歴史紀行
天璋院篤姫(Wikipedia)

そして、自らの養女である篤姫を将軍家定に嫁がせました。

これで、慶喜様が
次期将軍になる可能性が高まった!

おのれ・・・
小賢しいことを・・・

双方でこぜりあっている間に、驚きの事態となります。

井伊よ・・・
あとは頼んだぞ・・・

なんと、将軍家定が亡くなってしまったのです。

家定様・・・

自分を引き立ててくれた将軍家定が亡くなる事態に、

俺が、家定様の意向を
実行する!

ここで、井伊直弼は強権を発動して、徳川斉昭らの登城を停止し、一橋派を一掃。

次期将軍は
慶福様で決定!

そして、強引に将軍決定を強行した井伊直弼。

第十四代将軍 徳川家茂(Wikipedia)

徳川慶福は徳川家茂と改名し、第十四代将軍となります。

将軍継嗣問題にピリオドが打たれたものの、まだまだ難題山積でした。

次回は上記リンクです。

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