前回は「井伊直弼 5〜突然藩主へ〜」の話でした。

当時、1854年に日米和親条約を米国と締結し、外交問題が山積していました。
ひっきりなしに米国・英国・ロシアなどから使節がきて、幕府に開国を迫ってきました。

さらに、13代将軍徳川家定の継嗣問題では、大揉めでした。
紀州藩主の徳川慶富を推す南紀派と、英邁と誉が高かった一橋慶喜を推す一橋派で激しく争っていました。

第13代将軍家定は、一橋慶喜が大嫌いです。


慶喜の、あの偉そうな感じが嫌い!



なんとしても、従兄弟の慶富に
将軍職を継がせたい。



だれか強力な譜代大名で、
一橋派を黙らせることができないか・・・
幕府内が揉めている中、諸外国との外交問題が山積みとなりました。
優秀な官僚が多い徳川幕府。
とはいえ、リーダーが不在でした。



強いリーダシップが欲しい・・・・・
将軍家定は悩みます。



誰かいないか・・・・・