井伊直弼 5〜突然藩主へ〜|幕末維新

前回は「井伊直弼 4〜開かれる運命の扉〜」の話でした。

井伊 直弼(Wikipedia)

埋木舎での生活に、ピリオドを打った直弼。

井伊家を継げ!

ははっ〜!

将軍から世継ぎと認められます。

そして、1851年に35歳にして晴れて彦根藩主となります。

「長く暗い人生」を送ってきた井伊直弼は張り切ります。

今の時代の35歳ならば、ちょうど良いくらいですが、当時の35歳は今の感覚だと45歳くらいです。

「現代の45歳」まで「はみ出しモノ」だった直弼。

突然、泣く子も黙る名門 井伊家の当主・彦根藩の藩主となります。

西郷隆盛は、まだ島津斉彬の近習として活躍し出した頃でした。

西郷 隆盛(国立国会図書館)

最近は、諸藩の動きが大きいが・・・・・

井伊家の話は、あまり聞かないし、興味もない。

藩政改革に鋭意取り組み、彦根藩再興へと邁進します。

私が彦根藩を再興するのだ!

長らく学問に励んだことが、役立つのだ!

この頃、「徳川家康以来の英邁」謳われた一橋慶喜もまだ14歳。

一橋 慶喜(国立国会図書館)

井伊直弼も一橋慶喜も、これから時代の急速なうねりに巻き込まれてゆきます。

彦根藩主として大いに意気込む直弼。

のちに関わりを持つことになる吉田松陰は21歳で、諸国歴訪しながら色々と考えている状況でした。

吉田 松陰(国立国会図書館)

学問をしっかり納め、優れた頭脳を持つ井伊直弼は、しっかりと彦根藩の運営を進めます。

しかし、時代が直弼を彦根藩に留めませんでした。

「埋木舎」にいた頃の直弼が「夢にも思わなかった」ような事態が次々と起こってゆきます。

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