井伊直弼 4〜開かれる運命の扉〜|幕末維新

前回は「井伊直弼 3〜埋木舎の直弼〜」の話でした。

井伊 直弼(Wikipedia)

特に将来もなく、長野主膳を師と仰ぎ、学問に励むしかなかった井伊直弼。

直弼の周辺で、事態が急展開してゆきます。

長野 主膳(Wikipedia)

突然、運命の扉が開かれます。

井伊家の当主 井伊直亮が突然病死してしまいます。

直弼の上の兄たちは他家に行ってしまっていたので、「継ぐ人間がいない」状況となります。

たまたま「他の家に養子が決まらなかった」直弼以外に「選択肢がない」状況となった井伊家。

「直弼しかいないから」という消去法で、突然井伊家の当主となります。

まさに「残り物には福がある」でした。

なんと・・・・・

世に必要とされていないかと思ったら・・・・・

私が彦根藩主だと!

これには、最も驚いたのが井伊直弼自身だったでしょう。

時はまさに、幕末維新の風雲が急を告げる頃。

西郷隆盛は24歳、桂小五郎は18歳、高杉晋作は12歳でした。

幕末志士らの年齢(歴史道Vol.6 朝日新聞出版)

この時、幕府の柱たる井伊家は知っていても井伊直弼のことは知る由もない、吉田松陰や橋本左内、梅田雲浜らの志士たち。

吉田 松陰(国立国会図書館)

井伊直弼って誰?

橋本 左内(Wikipedia)

井伊直弼、吉田松陰、橋本左内、梅田雲浜らの運命が少しずつ変化してきました。

そして、もともと無関係であり「知らないもの同士」だったはずの人たちだった井伊・吉田・橋本ら。

彼らの運命の歯車が、少しずつ噛み合ってきました。

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