余裕たっぷりだったチャーチル首相〜大英帝国の切り札 Phillips中将・最強コンビの投入・熾烈なバトルオブブリテン・大英帝国vsドイツ帝国〜|Malayの叫び6・マレー沖海戦

前回は「男気溢れる「軍人の鑑」小沢治三郎〜「上から目線」の辻政信・異常に険悪な大日本帝国陸海軍・伏見宮の改革と軍令部総長・日本陸海軍の黎明期・険悪な各国陸海軍〜|Malayの叫び5・マレー沖海戦」の話でした。

目次

熾烈なバトル・オブ・ブリテン:大英帝国vsドイツ帝国

Winston Churchill英首相(Wikipedia)

非常に個性的な存在だったチャーチル英首相。

元々は陸軍の軍人であり、その後海軍大臣を務め、首相にまで上りつめました。

我がGreat Britainの
当面の敵はHitlerだ!

Adolf Hitler独総統(Wikipedia)

Hitlerが率いる
Germanyの軍をなんとかしなければ・・・

我が国は
本当に危ない・・・

とにかく、Hitlerを
ぶっ潰さねば!

1941年ヨーロッパ・アジア支配圏(歴史人2021年8月号 ABCアーク)

日本にとっては「アジア地域が主戦場」であった第二次世界大戦。

世界で見れば、間違いなく「主戦場は欧州」でした。

19世紀、非常に栄えた欧州。

そして、その欧州の中の「大英帝国の植民地」から出発した米国。

もともとは、我がGreat Britainの
植民地であったUnited States・・・

「植民地であった」米国が、20世紀に急速に大きな力を持ちました。

そのUnited Statesがこれほどまでに
強力な国家になるとは・・・

有り余るほどの膨大な資源と冒険スピリッツに支えられた多数の国民を抱える米国。

ある意味、「全てが揃った国家」でした。

そして、米国は瞬く間に世界最強へ躍り出たのでした。

まずはなんと言っても、
我がGreat Britainの本土が大事だ!

大英帝国 1921年(Wikipedia)

世界中に膨大な領土を持っていた大英帝国。

膨大な植民地を有して、自国だけで「世界的ブロック」を構成できる「ただ一つの国」です。

そして、植民地の経済に依存していた大英帝国は、アジアのインドなどの領土は極めて重要です。

「それらの全ての領土が大事」ですが、なんと言っても大事なのは、

我らが首都Londonのある
Great Britain島が最優先だ!

当然ながら、日本が当時「内地」と呼んでいた本土同様、大英帝国も「本土」が最優先です。

とにかく、
Hitlerを叩かねば・・・

大英帝国の切り札 Phillips中将:最強コンビの投入

英東洋艦隊司令長官 Tom Phillips(Wikipedia)

我が海軍には
「切り札」がいるのだ・・・

とにかく、Asiaの
橋頭堡であるMalayとSingaporeは確保しなければ・・・

ここをJapanに取られると、
我がGreat BritainのAsiaの権益が消える・・・

「植民地に投資」を続け「植民地から膨大なリターン」で国を維持している大英帝国。

Asiaの権益が消えてしまったら、
我が国は立ち行かない・・・

我がGreati Britainの
「切り札」であるPhillips中将!

はっ!
参りました!

あなたに、
Japanの海軍を食い止めて頂きたい!

そして、
出来るだけ打撃を与えるのだ!

私に万事
お任せを!

なんと言っても、
Prince of Walesがいる!

我がGreat Britainの
象徴であり、最強の戦艦だ!

大英帝国の最新鋭の戦艦であったPrince of Wales。

チャーチル首相「大のお気に入り」の戦艦で、

私はもともと
陸軍出身だが・・・

私は海軍大臣を務めた経験があり、
海軍を非常に重視している・・・

最新鋭のPrince of Walesと
Phillips中将のコンビは・・・

我がGreat Britain海軍の
最強コンビなのだ!

チャーチル首相の考える「最強コンビ」が、大英帝国のアジア地域を守るために出撃しました。

これで、絶対に
我がアジアの権益を守られる!

余裕たっぷりだったチャーチル首相

英戦艦 Prince of Wales(Wikipedia)

実は戦艦Prince of Walesは、列強海軍の新型戦艦の中で最も主砲サイズが小さい戦艦でした。

Prince of Wales(プリンス・オブ・ウェールズ)

・英国における王位の法定(推定)である王子に与えられる称号

戦艦大和よりも、かなり小型で攻撃力・防御力共に大きく劣っていた戦艦Prince of Wales。

Japanには、
なにか新たな戦艦を作ったらしいが・・・

戦艦大和(Wikipedia)

真珠湾奇襲攻撃直後に進水し、連合艦隊の旗艦となった戦艦大和。

その存在は、日本軍の最高機密ランク「軍機」扱いで、非常に徹底した情報封鎖をおこなっていました。

とは言っても、昔から諜報部隊が非常に強力な大英帝国のMI 6では、

Japanで、
非常に大きな戦艦を建造したらしい・・・

具体的な
スペック等の情報は入らないが・・・

ある程度の情報は掴んでいたのでした。

ひょっとしたら、そのJapanの戦艦は、
Prince of Walesより大きいかもしれない・・・

だが、もともと海軍後進国で
あったJapan・・・

そのJapanの
つくった戦艦など、大して怖くないわ!

英巡洋戦艦 Repulse(Wikipedia)

大英帝国には、さらに巡洋戦艦レパルスもありました。

さらに
巡洋戦艦Repulseも組ませている・・・

負けるはずが
ないのだ!!

フィリップスに
プリンス・オブ・ウェールズ・・・

英空母 Indomitable(Wikipedia)

さらに巡洋戦艦レパルスに
空母インドミタブルも派遣する・・・

これは、勝つしか
ないのだ!

Japanの海軍など
木っ端微塵にしてくれるわ!

超自信満々で「余裕たっぷり」のチャーチル首相でした。

新歴史紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次