前回は「Malayの叫び 1〜真珠湾奇襲後の日本海軍〜」の話でした。

英国の象徴とも言えるプリンス・オブ・ウェールズなどの強力な東洋艦隊。
率いるフィリップス中将は、「英国海軍の宝」とも言われた逸材でした。

だいたい、
Japanが近代化する時・・・



我がUKが、海軍を
教えてやったのだ!
それは事実でした。
幕末・明治維新を経た明治新政府の主導権を握った西郷隆盛、大久保利通たち。


もともと薩摩と縁が深く、大量の武器を購入した大英帝国に「海軍の範」を求めたのでした。





海軍に関しては、
いわば、我がUKはJapanの先生だ!



先生に逆らったら、
どうなるか、教えてやろう!
元々英国陸軍出身のチャーチル首相。
その後、海軍大臣を勤めたこともあり、英国海軍には大変な思い入れを持っていました。



我が東洋艦隊を
率いるのは・・・



フィリップス中将!
頼んだぞ。
非常に声望の高いフィリップスを軍令部次長から引き抜いて、司令長官に据えたのでした。



お任せください。
そして、この強力な英東洋艦隊と対峙する日本の南遣艦隊。
司令長官は、海兵37期卒の小沢治三郎中将でした。


「空母機動部隊の生みの親」と言われた小沢司令長官。
本来は、ハワイ奇襲攻撃を担当した「第一航空艦隊司令長官となるべきだった人物」とも言われています。


主力空母は、南雲機動部隊に所属しているため、重巡洋艦や潜水艦が中心戦力です。







小沢長官、南は
頼んだぞ!



お任せを!
「かつての師弟」とも言える日英海軍の戦いが始まろうとしていました。