前回は「松山城のたそがれ 2〜嘉明、秀吉の配下へ〜」の話でした。

剛直でしっかりものだった加藤嘉明が築いた松山城。
石垣もまた剛直な雰囲気です。

秀吉の直臣になった加藤嘉明。


三木城を攻めるぞ!
秀吉の大きな戦いとなった、三木城攻めに加わります。


智清将・竹中重治(半兵衛)が最後の采配を取った三木城攻略戦。
この時、まだ15歳ほどの加藤嘉明は一手の対象として、包囲戦に加わります。
数々の武功を上げていたことと、羽柴家にまだ有力な家臣が少ないこともありました。



敵を討ち取るぞ!
「大包囲戦」で名高い三木城の戦い。


この戦闘で、加藤嘉明は首を二つ取る手柄を上げます。



よくやったぞ!


智清将・竹中重治(半兵衛)の念入りな戦略により、三木城は攻略完了します。



よしっ!
次だ!
順調に播磨侵攻を進め、備中に向かう秀吉に従う加藤嘉明。



秀吉様が、毛利を倒す!



私がその大きな力となるのだ!


同じ「加藤」の加藤清正は、加藤嘉明の一歳上です。
成り上がり者の羽柴家においては、譜代の家臣がいません。
そして、軍師であった竹中重治(半兵衛)が亡くなってしまい、羽柴家の家臣団の強化が進みます。



信長様から頂戴した
領土は50万石ほど。



これから、ますます
羽柴家を大きくするぞ!
同年代の加藤嘉明・加藤清正らの前には、仕事が山積みです。



とにかく、合戦で
武功を上げるのだ!


この時、秀吉のライバル・明智光秀は、近畿管領格として、織田家中枢を担っていました。



柴田勝家様は北、滝川一益様は東、
そして、羽柴秀吉様が西。



西の毛利の次は、九州。



秀吉様が、「織田家の最前線」なのだ!
思いがけない天変地異の事件が勃発します。