立花道雪 13〜島津の秘策〜|戦国武将

前回は「立花道雪 12〜勢いこむ龍造寺〜」の話でした。

立花道雪(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

龍造寺と島津が、ついにぶつかるか・・・

かつて、九州で隔絶した力を持っていた
我が大友を他所目に・・・

悔しいが、ここで大友の底力を
見せようぞ!

龍造寺隆信(Wikipedia)

ワシは、九州最強の武将だ!

島津家久なんぞ、敵では無いわ!

大体、なぜ島津義久か義弘が
出てこない?

ワシの強さに恐れをなしたか!

鍋島直茂(Wikipedia)

智勇兼備の鍋島直茂も出陣し、側面を固めていました。

まさに、龍造寺家の総力を
挙げた合戦!

進め!
進めぇ〜!

龍造寺隆信は、自らの本陣を、どんどん進めます。

沖田畷の戦い(歴史人2020年11月号 KKベストセラーズ)

耳川の合戦同様、数の上では、遥かに劣勢であった島津軍でした。

ここは、島津家のお家芸を
仕掛けるしかない!

「釣り野伏せ」を大々的に
展開するのだ!

沖田畷の戦い図(歴史群像シリーズ12 戦国九州軍記 学研)

実は、劣勢の島津家は、龍造寺家よりも1週間ほど早く、戦場に到達していました。

そして、周辺の地形を詳細に調べ上げていたのです。

沖田畷の湿地帯を最大限活用するのだ!

湿地では動きが鈍くなり、
大軍を活かせなくなる。

そこを撃破するのだ!

まさに、桶狭間の戦いの織田信長のような発想で、島津家久は考えます。

大軍勢であっても、
動きが鈍ければ、勝機は大いにある!

しかし、有馬勢を合わせても5,000ほどの軍勢。

龍造寺の1/5でしかありません。

決死の気持ちになった島津家久。

非常かつ過酷とも言える軍法を、全軍に申し渡します。

合戦が終わった時、持ち場から前進していること!

横にずれたり、多少交代しているのは良い。

しかし、それは
「正面の敵を全て撃破していること」が条件だ。

これに背くものは、大将・士卒に関わらず、
全員死罪!

分かったな!

ははっ!

決死の形相で、龍造寺との決戦に臨む島津家久。

対する龍造寺隆信は、

小賢しい策略など不要!

余裕で勝てる!

突き進むのみ!

油断しきっていたのでした。

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