立花道雪 9〜大友の凋落〜|戦国武将

前回は「立花道雪 8〜大友家の危機〜」の話でした。

立花道雪(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

龍造寺に続き、島津家にも「まさか」の大敗を喫した大友家。

もはや、弱体化は誰の目からも明らかでした。

1582年頃の九州勢力図(歴史人2020年11月号 KKベストセラーズ)

猛烈な勢いを見せる龍造寺軍に対して、西から大友家はどんどん侵食されます。

龍造寺隆信(Wikipedia)

はっは〜!
この隆信に続け!

ワシについて来れば、
どんどん領土が増えるぞ!

龍造寺に敵なし!

鍋島直茂(Wikipedia)

隆信様の、軍事能力は隔絶している。

これは、ひょっとしたら、
龍造寺の世になるかもしれぬ!

私も大いに働こう!

1582年の勢力図では道雪の本拠地 筑前付近は大友家の領土で良いように思います。

猛烈な勢いの龍造寺に、多数の国人たちが加わっていたので、曖昧な表現となっています。

このまま西から龍造寺が、南から島津が攻め込んできて、もはや大友家は「保たない」と考えられていました。

大友宗麟(Wikipedia)

それほど猛烈かつ苛烈な勢いだった、、島津と龍造寺。

まさか、九州の超名門である、
我が大友が・・・

こんなにも
追い込まれるとは・・・

島津義弘(図説・戦国武将118 学研)

しかし、強いもの同士はぶつかり合うのが歴史の必然です。

凋落した大友には
用はないわ!

なんだと・・・

「大友など関係ない」とばかりに、睨み合う島津と龍造寺。

激突するのは、時間の問題でした。

そしてその2家の前では霞んでしまう感じの、かつては「九州の帝王」だった大友家でした。

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